小学校運動会のアナウンス例文【開会〜閉会まで使えるフル原稿付き】

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小学校の運動会では、アナウンスが会場全体の雰囲気を左右します。

明るく丁寧な声で進行を伝えるだけで、子どもたちも安心して全力を出せます。

この記事では、開会式から閉会式までのアナウンス例文をフルバージョンで紹介します。

かけっこ・リレー・玉入れなど、競技中の実況例や学年別の褒め言葉まで完全収録。

初めてアナウンスを担当する先生や保護者の方も、この記事を読めば台本をすぐ作成できます。

「伝える声」が「記憶に残る声」になる。

そんな運動会を実現するためのアナウンスのコツと、すぐ使える実例をたっぷり紹介します。

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小学校運動会のアナウンスとは?会場をつなぐ「声のリーダー」

小学校の運動会でアナウンスを担当する人は、いわば会場全体の「声のリーダー」です。

競技の進行を伝えるだけでなく、子どもたちの努力を伝え、観客の気持ちを一つにする役割を担っています。

声ひとつで、会場の空気が明るくも温かくもなる。 そんな大切なポジションなんです。

アナウンスが運動会の印象を左右する理由

アナウンスは、ただの「進行説明」ではありません。

一言ひとことが、子どもたちの頑張りや保護者の応援に直接響くからです。

たとえば「次はリレーです」と言うだけではなく、「いよいよリレーが始まります。力を合わせて走る姿に注目してください」と伝えると、会場の雰囲気が一気に前向きになります。

どんなに練習を重ねても、声のトーンが沈んでいると会場も静まってしまう。 それほど、声の力は大きいのです。

アナウンスの言葉には「温度」があり、それが運動会全体の印象を決めます。

印象が良いアナウンス 印象が沈むアナウンス
「さあ、次はいよいよ赤組の登場です!」 「次は赤組です。」
「最後まで全力で走り抜ける姿にご注目ください。」 「走り終わるまで応援してください。」

このように、同じ内容でも言葉選びで印象が大きく変わります。

明るく伝えるための声のトーンと姿勢のコツ

アナウンスの印象を決めるのは、声の明るさと姿勢です。

声を出す前に、軽く背筋を伸ばし、口角を少し上げてみてください。

それだけで自然に明るい声が出やすくなります。

マイクの前では「少しゆっくり」「少し高め」のトーンを意識するのがポイントです。

そして何より大切なのは、心の中で「聞いてくれてありがとう」と思いながら話すこと。

温かい気持ちは、言葉の端々から自然に伝わります。

意識すべきポイント 具体的なアクション
明るさ 口角を上げて話す
聞き取りやすさ 1文を短く区切る
安心感 落ち着いたテンポで話す
伝わりやすさ 語尾をはっきり言う

運動会のアナウンスは、プロのナレーションではありません。

大切なのは、「伝えよう」という気持ちと、子どもたちへのまっすぐなまなざしです。

その気持ちがマイクを通して届いたとき、会場はひとつになります。

アナウンスは、運動会を支えるもうひとつの“演技”なのです。

 

アナウンス初心者のための基本マナーと準備

初めてアナウンスを担当する人にとって、運動会当日は少し緊張しますよね。

でも大丈夫です。事前にしっかり準備しておけば、落ち着いて堂々と話すことができます。

ここでは、初心者の方が安心してアナウンスを行えるように、マナーと準備の基本をまとめました。

事前に確認しておくチェックリスト

まずは、運動会当日までに確認しておくべきことを整理しましょう。

「本番で焦らないための準備」こそが、上手なアナウンスの第一歩です。

確認項目 チェック内容
プログラム 競技順・出場学年・担当の確認
マイクと音響 スイッチ・音量・位置の確認
天候・会場 風の強さ・日差し・放送室の位置
原稿 すぐ読めるように印刷・ページ番号を記入
サポート 放送係・担任・体育主任との連携

このリストを前日までに確認しておくと、当日は安心して進行できます。

緊張をやわらげる呼吸・発声テクニック

どんなに準備しても、マイクを握る瞬間は緊張するものです。

そんなときに役立つのが、深呼吸と発声練習です。

まず、鼻からゆっくり息を吸い、口から長く吐く「4秒吸って8秒吐く」呼吸を2回繰り返しましょう。

それだけで体が落ち着き、声が安定します。

次に、軽く「あ・い・う・え・お」と口を動かす練習をします。

口周りがほぐれて、自然に明るい声が出やすくなります。

発声の前に体が緊張していると、声がこもって聞こえてしまうので注意が必要です。

目的 おすすめ方法
緊張をやわらげる 4秒吸って8秒吐く呼吸を2回
声を明るくする 口を大きく「あ・い・う・え・お」
声を安定させる 姿勢を正して立つ

アナウンスは「気持ちを声で届ける仕事」です。

体がリラックスしていれば、自然と優しく温かい声になります。

聞き取りやすいスピードとイントネーション

アナウンスの声は、はっきりと、少しゆっくり目に話すのが基本です。

特に運動会のような屋外では、風や歓声で音が聞こえにくくなるため、テンポを落とすことが大切です。

1文の中に「間(ま)」を作ることで、聞く人の理解度がぐっと上がります。

たとえば、「次はリレーです。各クラス代表がバトンをつなぎます。」と、文を区切るだけで印象が変わります。

早口で話すと、慌ただしい印象を与えてしまうので注意しましょう。

ポイント コツ
スピード 普段より20%ゆっくり
区切り 1文ごとに小さく間を取る
語尾 下げずに明るく言い切る

焦らず、落ち着いて、心を込めて伝える。

これだけで、聞く人にとって心地よいアナウンスになります。

【開会式】アナウンス例文フルバージョン

 

開会式のアナウンスは、運動会のスタートを飾る大切なパートです。

最初の声で会場全体の空気が決まるといっても過言ではありません。

ここでは、すぐに使える開会式アナウンスのフル原稿と、各場面に応じた例文を紹介します。

開会のあいさつとプログラム紹介(全文例)

この原稿はそのまま読み上げ可能なテンプレートです。

「皆さま、おはようございます。これより、第〇〇回〇〇小学校の運動会を開会いたします。」

「本日はお天気にも恵まれ、子どもたちも笑顔いっぱいで会場に集まっています。」

「これまでの練習の成果を、全力で発揮してくれることでしょう。」

「どうぞ温かい拍手とご声援をお願いいたします。」

「本日のプログラムは、かけっこ・リレー・玉入れなど盛りだくさんです。」

「最後まで楽しんでご観覧ください。」

ポイント: 最初の「おはようございます」は、笑顔でゆっくりと。最初の3秒で空気が変わります。

状況 言い換え例
曇りや雨天 「お足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます。」
オンライン中継あり 「画面の前の皆さんにも、子どもたちの元気な姿をお届けします。」
地域行事と合同 「地域の皆さまにも温かく見守っていただき、ありがとうございます。」

校長先生・来賓紹介(全文例)

「続きまして、〇〇小学校 校長先生よりご挨拶をいただきます。」

(校長先生あいさつ後)

「ありがとうございました。」

「続きまして、来賓の皆さまをご紹介いたします。」

「本日は、地域の代表として〇〇様、〇〇様にご出席いただいております。」

「ご多忙の中お越しいただき、誠にありがとうございます。」

アドバイス: 名前を紹介するときは、1名ずつゆっくりと読み上げましょう。聞き逃し防止になります。

来賓紹介の流れ 話すスピード
敬称をつけて読み上げる ややゆっくり
人数が多い場合は代表者のみ テンポよく
紹介後の「ありがとうございます」を忘れずに 柔らかいトーン

注意事項・諸連絡(全文例)

「続いて、運動会を安全に進行するためのお願いです。」

「競技中は、トラック内に入らないようご協力をお願いいたします。」

「小さなお子さまからは、目を離さないようにお願いいたします。」

「また、忘れ物や落とし物を見つけた場合は、放送席までお知らせください。」

「本日は皆さまのご協力のもと、楽しい運動会になるよう進めてまいります。」

注意事項の読み方は“優しく・はっきり”が基本です。

目的 言葉のトーン
安全の呼びかけ 落ち着いて穏やかに
注意喚起 語尾を強めに
協力を求める 感謝を込めて

これらのアナウンスは、当日プリントして台本として使うのがおすすめです。

文末の「お願いいたします」「ありがとうございます」を繰り返すことで、自然なリズムが生まれます。

開会式の声は、会場を一つにまとめる“第一声”。

その一言で、子どもたちの緊張も和らぎ、保護者の心も温まります。

【競技中】アナウンス実況例文集(かけっこ・玉入れ・リレーなど)

競技中のアナウンスは、運動会の雰囲気を大きく左右します。

ただ実況するだけでなく、「がんばれ」「すごい」という感情を言葉で伝えることで、会場が一体になります。

ここでは、各種目ごとの実況アナウンス例を、実際にそのまま使える形で紹介します。

かけっこ・徒競走アナウンス例文

「さあ、トラックには1年生の皆さんが並びました。」

「緊張の表情ですが、どの子もスタートの準備は万全です。」

「位置について、よーい……ドン!」

「勢いよく飛び出しました。〇〇さんが先頭、続いて〇〇さん!」

「最後まで力いっぱい走り抜けています。ゴールまであと少し!」

「みんな、本当によく頑張りました。大きな拍手をお願いします。」

実況では“名前を呼ぶ”ことで子どもたちの表情が変わります。

ポイント: 名前を呼ぶときははっきりと、一人ひとりを尊重する気持ちで。

アナウンス要素 言葉の例
スタート前 「静かにスタートの合図を待ちましょう。」
中盤 「いい走りです。どの子も一歩も引きません。」
ゴール直前 「あと少し、全員が最後まで走り抜けます。」

玉入れ・綱引き実況例文

「次は白組と赤組による玉入れです。」

「制限時間は30秒。どれだけ多くの玉をかごに入れられるでしょうか。」

「笛の合図でスタート!勢いよく玉が飛びます!」

「残り10秒、どちらも負けていません。」

「3、2、1、終了です。結果は集計をお待ちください。」

実況ポイント: 玉入れのような競技は“テンポ”と“リズム”が大切です。

少し早めのテンポで読むと、会場が一気に盛り上がります。

続いて、綱引きの実況例です。

「赤組と白組、どちらも力を合わせて綱を引いています。」

「足を踏ん張って、腰を落として、粘りの勝負です。」

「少し赤組が優勢か、いや白組も負けていません。」

「最後まであきらめずに引き切りました。全員に拍手をお願いします。」

競技 実況のテンポ 雰囲気の作り方
玉入れ テンポよく短い文で 元気なリズム感を意識
綱引き 少しゆっくり 力強さと一体感を表現

リレー実況例文(接戦・大差・トラブル時対応も)

リレーは運動会のクライマックス。

実況では、緊張感と感動をうまく伝えることがポイントです。

まずは、基本の実況フル例文です。

「いよいよリレーのスタートです。バトンをつなぐ手に力がこもります。」

「スタートしました!赤組がわずかにリード、白組もすぐ後ろです。」

「コーナーを曲がって2人目、差が縮まってきました。」

「バトンがスムーズに渡りました。息の合った走りです。」

「残り1周、応援にも力が入ります。どちらが勝つのか、最後まで目が離せません!」

「アンカーの〇〇さん、全力で走り抜けてゴール!」

「素晴らしい走りでした。大きな拍手をお願いします。」

【接戦時】

「まったく差がありません。赤も白も一歩も引かず並んでいます!」

「応援の声がどんどん大きくなっています!」

【大差がついたとき】

「赤組がリードしていますが、白組も最後まで諦めずに走っています。」

「全員が全力で走る姿が本当に立派です。」

【転倒・トラブルがあったとき】

「転んでもすぐに立ち上がりました。最後まで頑張る姿に大きな拍手を。」

状況 対応アナウンス例
接戦 「どちらもリードを譲りません!」
大差 「リードしていますが、最後まで全力です。」
トラブル 「気持ちを切らさずに走り切りました。」

実況では「勝ち負け」よりも、「頑張り」「努力」「チームワーク」を強調しましょう。

その一言が、子どもたちの自信になります。

【学年別・シーン別】子どもを讃えるアナウンス例文集

運動会で最も大切なのは、「勝った・負けた」よりも、子どもたちの努力を認めることです。

アナウンスでその頑張りを言葉にできれば、子どもたちは誇らしい気持ちになり、自信へとつながります。

ここでは、低学年・中学年・高学年のそれぞれに合わせた、心に響くアナウンスの言葉を紹介します。

低学年向け:がんばりを褒める言葉

低学年の子どもたちには、緊張よりも楽しさを感じられるような言葉をかけましょう。

明るく、やさしい言葉選びがポイントです。

「1年生のみなさん、元気いっぱいの走りでした。」

「転んでも立ち上がる姿、本当に立派でした。」

「お友だちと力を合わせてがんばる姿に、たくさんの拍手を送りましょう。」

「今日の笑顔が一番のごほうびです。」

目的 言葉の例
安心させたい 「がんばる姿がとても素敵でした。」
元気を出してほしい 「みんなの笑顔が会場を明るくしています。」
達成感を伝えたい 「力いっぱいやりきりましたね。」

中学年向け:努力・成長を感じる言葉

3~4年生になると、「去年よりできた」という成長を意識した言葉が響きます。

そのため、前年との比較や努力の積み重ねを伝えるのが効果的です。

「去年よりも走る姿が力強くなりました。」

「練習の成果がしっかり出ていますね。」

「チームで声をかけ合いながら、見事な演技でした。」

「最後まであきらめない姿が、とても印象的でした。」

中学年では“具体的な頑張り”を言葉にすることが大切です。

目的 言葉の方向性 例文
努力を認める 練習・協力・挑戦 「練習の時間を大切にしてきた成果が出ましたね。」
チームワークを褒める 連携・声かけ 「仲間を信じて走る姿に心が温かくなりました。」
自信を持たせる 前向きな言葉 「みんなの頑張りが運動場いっぱいに広がっています。」

高学年向け:感動と誇りを伝える言葉

高学年は、責任感やリーダーシップを意識する年齢です。

アナウンスでは「下級生の手本になった」「学校を代表する姿だった」という表現が効果的です。

「さすが高学年。堂々とした姿がとても頼もしいですね。」

「下級生のお手本となる、素晴らしい演技でした。」

「一人ひとりがチームのために動く姿に感動しました。」

「みんなでつなぐバトン、その重みをしっかり感じましたね。」

高学年へのアナウンスは“敬意”を込めることが鍵です。

シーン 褒め方 例文
リーダーとして 誇りと責任を伝える 「学校の代表として立派な姿でした。」
演技・ダンス 完成度と表現力を褒める 「一つひとつの動きが美しく、心に残りました。」
団体競技 協力と努力を称える 「息を合わせて、見事なチームワークでした。」

最後に、どの学年にも共通する大切なメッセージを紹介します。

「今日の頑張りは、きっとこれからの自信になります。」

「勝っても負けても、全員が輝いていました。」

「先生たちも、みんなの成長を心から嬉しく思っています。」

アナウンスで伝えた言葉は、子どもたちの心に残る“思い出の声”になります。

【閉会式】アナウンス例文フルバージョン

運動会の閉会式アナウンスは、一日の締めくくりです。

子どもたちの頑張りを讃え、保護者や関係者への感謝を伝えることで、会場全体が温かい気持ちに包まれます。

ここでは、実際にそのまま使える閉会式のフル原稿と、シーン別の言葉例を紹介します。

閉会のあいさつ(全文例)

以下の原稿は、放送席からそのまま読み上げられる完全テンプレートです。

「ただいまをもちまして、第〇〇回〇〇小学校運動会を閉会いたします。」

「今日は朝早くから、子どもたちの頑張りにたくさんの拍手をいただき、ありがとうございました。」

「全力で走り、笑い合い、力を合わせた一日になりました。」

「今日の経験が、子どもたちにとって忘れられない思い出となることを願っています。」

「保護者の皆さま、地域の皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。」

「これからも温かく見守っていただければ幸いです。」

アドバイス: 読み上げる際は、ゆっくりと間をとりながら「感謝の気持ち」を込めましょう。

場面 トーン ポイント
開会時より静かに 落ち着いた声 一日の余韻を残す
感謝を伝える部分 柔らかく 語尾を下げすぎない
最後の締め 明るく 笑顔で終える

結果発表・表彰の言葉例

結果発表のアナウンスでは、勝敗よりも「みんなの努力を讃える」姿勢を大切にしましょう。

「それでは結果をお伝えします。接戦の末、今年の優勝は〇〇組です。」

「おめでとうございます。最後まで一生懸命がんばりました。」

「惜しくも届かなかったチームも、全力を尽くした姿がとても立派でした。」

「今日の勝敗は関係なく、全員が素晴らしい力を見せてくれました。」

アナウンスで“みんなが主役”を意識することで、どの子も誇りを持てます。

チーム アナウンス例
優勝チーム 「力を合わせた見事な勝利でした。」
準優勝チーム 「最後まで粘り強い走りが印象的でした。」
全体への言葉 「どのチームも全力で取り組む姿が素晴らしかったです。」

お礼・安全に帰るための案内

閉会のアナウンスでは、安全と感謝の2つをしっかり伝えます。

「本日は、朝から最後までご参加いただきありがとうございました。」

「片付けにご協力いただける保護者の方は、指定の場所までお越しください。」

「帰り道も気をつけて、ゆっくりとお帰りください。」

「本日は本当にありがとうございました。」

注意: 最後の「ありがとうございました」は、少し笑顔で、余韻を持って読み上げると印象が良くなります。

目的 言葉のトーン 一言例
感謝を伝える 穏やかに 「皆さまのおかげで素敵な一日になりました。」
安全を促す はっきりと 「気をつけてお帰りください。」
締めくくる 明るく 「また来年の運動会でお会いしましょう。」

最後の一言で“温かい終わり方”を意識するのが、プロのアナウンスです。

その声は、子どもたちに「頑張ってよかった」という気持ちを残します。

まとめ|運動会アナウンスを成功に導く3つの心得

ここまで、小学校運動会のアナウンス例文を開会から閉会まで紹介してきました。

最後に、運動会のアナウンスを成功させるための3つの心得をまとめます。

この3つを意識するだけで、声が人の心に届くようになります。

1.状況を正確に伝える

アナウンスの基本は、正確でわかりやすい言葉です。

「今、何が起きているのか」「次に何が始まるのか」を明確に伝えることで、会場全体がスムーズに動きます。

たとえば、「これから〇年生のリレーを行います」と伝えるだけで、観客も自然に注目します。

逆に、情報が曖昧だと混乱が起きやすくなります。

コツ: ひとつの文に1つの情報を入れ、文と文の間に小さな間を取ると伝わりやすくなります。

悪い例 良い例
「リレー始まります、赤白頑張ってください。」 「これから、赤組と白組のリレーが始まります。応援をお願いします。」

2.感情を込めすぎず温かく

アナウンスに感情を入れすぎると、聞き手が疲れてしまいます。

大切なのは「明るく」「温かく」「穏やかに」伝えることです。

実況のテンションを上げる場面と、静かに締める場面のメリハリを意識しましょう。

声に“優しさ”を込めるだけで、どんな言葉も印象が変わります。

場面 話し方のポイント
競技中 リズミカルに明るく
結果発表 落ち着いた声で
閉会式 柔らかく感謝を込めて

意識するのは“抑揚”ではなく“想い”。 それが伝われば、声の温度が上がります。

3.「ありがとう」で締めくくる

運動会のアナウンスを締める最後の言葉は、「ありがとうございました」が最も大切です。

子どもたち、先生方、保護者、地域の方々──すべての人への感謝を込めましょう。

その一言が、運動会の記憶をやさしく包みます。

「今日の運動会を支えてくださったすべての方に、心から感謝いたします。」

「本当にありがとうございました。」

“ありがとう”の声が、運動会の最後のBGMです。

伝えたい気持ち おすすめの表現
子どもへの感謝 「一日がんばってくれてありがとう。」
保護者への感謝 「応援とご協力に感謝いたします。」
先生方への感謝 「準備と運営をありがとうございました。」

アナウンスは単なる放送ではなく、「声で伝えるおもてなし」です。

それを意識して話せば、あなたの声が誰かの思い出になります。

アナウンスの言葉は、一瞬で消えても、心の中にずっと残るものです。

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