年賀状を長年続けてきたけれど、そろそろやめたいと考えていませんか?
この記事では、年賀状じまいの理由やタイミング、相手に失礼にならない伝え方を、関係別の文例とともに詳しく解説します。一般的な相手向けからビジネス関係、高齢やデジタル移行を理由にした文例、さらにフルバージョンの挨拶まで網羅。
感謝の気持ちを伝えつつ、自然に終える方法を知れば、年賀状じまいは“終わり”ではなく“新しいつながり”の始まりになります。これから年賀状を控えたい方は、ぜひ実用的な文例を参考にして、自分らしい伝え方を見つけてください。
年賀状じまいとは?いま注目される“やめ方のマナー”
年賀状じまいとは、長年続けてきた年賀状のやり取りを、相手に失礼のない形でやめることを指します。
ただ単に送らなくなるのではなく、これまでの感謝を伝えつつ、今後の関係を尊重することが大切です。
近年では、メールやSNSなどで新年の挨拶を交わす人も増え、紙の年賀状を無理に続ける必要性が薄れてきています。そのため、多くの人が自然なタイミングで「年賀状じまい」を選ぶようになってきました。
「年賀状じまい」とはどういう意味?
年賀状じまいは、「もう年賀状を送らない」と宣言するのではなく、感謝の気持ちとともに伝える習慣です。
例えば、「長年のご挨拶に感謝しています。今後は年賀状のやり取りを控えさせていただきます」といった形で、相手に配慮しつつ終わりを知らせます。
なぜいま多くの人が「年賀状じまい」を選ぶのか
理由は大きく分けて三つあります。まず、生活スタイルの変化によって紙の年賀状に時間や手間をかける必要がなくなったことです。次に、長年続けてきた中で「関係を整理したい」と考える人が増えていること。そして、簡単に挨拶を伝えられる手段が増えたことで、無理に年賀状を送る必要を感じなくなったことです。
これらの背景により、年賀状じまいは単なる終わりではなく、新しい関係の形を作るための選択として注目されています。
年賀状じまいを決める理由
年賀状じまいを選ぶ理由は人それぞれですが、多くの場合は生活スタイルの変化や人間関係の整理など、自然な流れで決断されます。
ここでは、代表的な理由をいくつかご紹介します。
年齢や体力の変化による自然な決断
長年続けてきた習慣であっても、年齢や体力の変化により負担に感じることがあります。筆を持つのが大変になった、時間のやりくりが難しくなったなど、無理せず一区切りをつけるケースが多く見られます。
人間関係の整理・見直しとしての年賀状じまい
年賀状は送る相手が多くなるほど管理が大変になります。長く会っていない相手や疎遠になった方への送付を控えることで、自分に合った関係性に集中できるようになります。
これは決して冷たい行動ではなく、より自然で健全な人付き合いを目指す選択です。
デジタル化・エコ意識・コスト面の背景
メールやSNSで気軽に挨拶を伝えられる時代となり、紙の年賀状を続ける必要性が薄れてきました。また、紙や郵送にかかる手間やコストを減らしたいという理由もあります。
このように、便利で柔軟な方法が増えたことで、年賀状じまいは自然な流れとして広がっています。
年賀状じまいを伝えるタイミングと方法
年賀状じまいを伝えるタイミングは、相手に自然に受け入れてもらえるよう配慮することが重要です。
ここでは、最も適したタイミングと方法について解説します。
最後の年賀状で伝えるのが一番自然
年賀状じまいは、最後に送る年賀状で伝えるのが基本です。「今年をもちまして年賀状のご挨拶を最後とさせていただきます」と一文添えるだけで、丁寧に終わりを知らせることができます。
突然送らなくなるよりも、相手に理由と感謝を伝えることで、円満に関係を終えることができます。
メール・手紙・SNSで伝える場合のマナー
もし年賀状以外の手段で伝える場合も、同じ考え方が重要です。「今年から年賀状は控えさせていただきます」と一言添えて、感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
メールやSNSでは文章が簡潔になりやすいため、最後に「今後もどうぞよろしくお願いいたします」と前向きな言葉を加えると、より丁寧な印象になります。
「寒中見舞い」で伝えるケースも
年賀状の代わりに寒中見舞いで挨拶を兼ねて伝える方法もあります。この場合は、「年賀状にてご挨拶を控えさせていただくことにしました」と添えることで、柔らかく自然に終わりを知らせることができます。
相手に失礼にならない年賀状じまいの書き方
年賀状じまいを伝える際には、相手に気持ちよく受け取ってもらえる書き方が重要です。
基本の流れとしては、「感謝」→「理由」→「これからもよろしく」の順番を意識しましょう。
「感謝」を最初に伝える
まず、これまで年賀状を受け取ったことへの感謝の気持ちを伝えます。例としては、「長年にわたり温かいご挨拶をいただき、心より感謝申し上げます」といった表現です。
最初に感謝を述べることで、終わりの挨拶が柔らかくなり、角が立ちません。
「やめる理由」はやわらかく
理由を伝える場合は、相手との関係性に応じて調整します。親しい間柄では「筆を取るのが難しくなりました」など正直に書くのもよいですが、ビジネス関係などフォーマルな場合は「都合により」「勝手ながら」といった表現が無難です。
「これからもよろしく」で締めくくる
最後に、今後も関係を大切にする気持ちを添えます。「今後も変わらぬお付き合いをお願いいたします」や「これからはSNS等でご挨拶させてください」といった文を加えることで、好印象で終えることができます。
関係別・目的別の年賀状じまい文例【保存版】
ここでは、さまざまな関係性や状況に応じた年賀状じまいの文例を紹介します。短文とフルバージョン例文を組み合わせているので、そのまま使うことも、自分らしくアレンジすることもできます。
① 一般的な相手向けの丁寧な文例
短文例:
新年あけましておめでとうございます。
長年にわたり温かいご挨拶をいただき、心より感謝申し上げます。
勝手ながら、私どもは本年をもちまして年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
フルバージョン例文:
新年あけましておめでとうございます。
これまで毎年、温かいご挨拶をいただき誠にありがとうございました。
勝手ながら、私どもは本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これまでのご縁に深く感謝申し上げますとともに、今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
② 高齢を理由にする文例
短文例:
あけましておめでとうございます。
長い間、年賀状を通じてご縁をいただきありがとうございました。
年齢を重ねるにつれ筆を取ることが難しくなりましたので、今年をもちまして年賀状でのご挨拶を終えさせていただきます。
皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。
フルバージョン例文:
あけましておめでとうございます。
これまで長きにわたり、年賀状を通じてご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
年齢のため、筆を取ることが少しずつ難しくなってまいりましたので、誠に勝手ながら今年を最後に年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
これまでのご厚情に感謝するとともに、皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。
③ デジタル移行・SNS利用を理由にする文例
短文例:
新年のご挨拶を申し上げます。
近年はSNSやメールで近況をお伝えする機会も増えてまいりました。
つきましては、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
これからもSNS等を通じてよろしくお願いいたします。
フルバージョン例文:
新年あけましておめでとうございます。
近年は、SNSやメールで気軽に近況をお伝えできる機会が増えてまいりました。
そのため、誠に勝手ながら本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
今後は、SNSやメールを通じて変わらずお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
④ ビジネス関係向けのフォーマル文例
短文例:
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
誠に勝手ながら、業務の都合により、本年を最後に年賀状によるご挨拶を終了させていただきます。
今後はメール等にてご挨拶申し上げますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。
フルバージョン例文:
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、業務の都合により本年をもちまして年賀状でのご挨拶を終了させていただくこととなりました。
今後はメールやオンラインでのご挨拶にて失礼させていただきたく存じます。何卒、変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます。
⑤ 自然にフェードアウトしたい人向けの柔らかい文例
短文例:
新年おめでとうございます。
長年、年賀状を通じてご挨拶を続けてまいりましたが、今後は近況を別の形でお伝えしていきたいと考えております。
これからもあたたかくお付き合いいただければ幸いです。
フルバージョン例文:
新年あけましておめでとうございます。
これまで長きにわたり年賀状を通じてご挨拶をいただき、誠にありがとうございました。
今後は、手紙やメール、SNSなど別の方法で近況をお伝えしていきたいと考えております。
これからも変わらぬお付き合いをいただければ幸いです。
⑥ 家族連名で送る温かい文例
短文例:
あけましておめでとうございます。
長年にわたり年賀状でご挨拶をいただき、心より感謝申し上げます。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(家族全員の名前)
フルバージョン例文:
あけましておめでとうございます。
これまで家族一同、年賀状を通じて温かいご挨拶をいただきありがとうございました。
勝手ながら本年をもちまして、年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これまでのご縁に深く感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(家族全員の名前)
⑦ 【フルバージョン例文】最後の年賀状に添える長文メッセージ
新年あけましておめでとうございます。
これまで長年にわたり、年賀状を通じて温かいご挨拶をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
これまでのご厚情に感謝するとともに、今後は手紙やメール、SNSなど別の方法で近況をお伝えしてまいりたいと考えております。
どうぞ今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
文例を自分らしくアレンジするコツ
文例はそのまま使うこともできますが、少し工夫するだけで、より心のこもった印象になります。
相手の名前・思い出・関係性を加える
文例に相手の名前や、共に過ごした思い出などを加えるだけで、温かみが増します。
例:「いつもSNSで近況を拝見しております」「昨年はお会いできて嬉しかったです」など、関係性を反映させる表現を入れると自然です。
「自分の言葉」で少し変えるだけで伝わり方が違う
文例の言い回しを少し変えたり、一言添えるだけで、相手により伝わる文章になります。
たとえば「勝手ながら控えさせていただきます」を「心苦しいのですが控えさせていただきます」と変えるだけでも、柔らかさが増します。
年賀状じまい後のつながり方
年賀状をやめても、関係が途切れるわけではありません。むしろ、新しい方法で自然につながりを続けることが可能です。
LINEやメールで続く“ゆるやかな交流”
年賀状に代わり、メールやメッセージアプリで新年の挨拶や近況を送ることで、気軽に交流を続けることができます。
文章が短くても、定期的なやり取りで関係を保てます。
寒中見舞いや季節の便りで心を伝える工夫
寒中見舞いや季節の便りを利用することで、紙でのやり取りを少しずつ残しつつ、負担を減らすことができます。
「年賀状は控えさせていただきますが、寒中見舞いでご挨拶いたします」と添えると、自然な形で関係を続けられます。
まとめ:年賀状じまいは“終わり”ではなく“新しいつながり”
年賀状じまいは、単に挨拶をやめることではなく、これからの関係性を見つめ直す機会です。
これまでの感謝の気持ちを込めて「これまでありがとうございました」と伝えることで、相手に好印象を与えられます。
文例を参考にしつつ、自分らしい言葉で締めくくることが、円満な年賀状じまいの秘訣です。
また、メールやSNS、寒中見舞いなど別の方法で関係を続けることができるため、年賀状をやめることは“終わり”ではなく、“新しいつながり”の始まりと考えることができます。


